- ■西田 健 Ken Nishida
- 生年月日 1945/06/24
- 血液型 B型
- 本籍地 岡山県 3才の時に東京へ
- 出身校 都立雪谷高校 早稲田大学中退
- 経 歴 劇団雲の研究生・劇団員を経て、演劇集団円の立ち上げに参加
- 所 属 フリー
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- *好きな作家・作品
- 志賀直哉、曽野綾子、福田恒存、西部邁
- 高坂正堯、佐伯啓思、塩野七生、櫻井よしこ
- フリーマントル / チャーリー・マフィンシリーズ
- ウィングフィールド / フロスト警部シリーズ ほか
- 英国ミステリ、ドキュメント、エッセイなど多岐に
- *好きな言葉
- 「秘すれば花」「花は心、種はわざ」(世阿弥「風姿花伝書」)
■1999/04/09 メールインタビュー
Q これから演じてみたいと思われる役はありますか?
A おかしな言い方になりますが、普通のお父さん、しかし可能性は殆ど無いような気がします。
Q 「映画」「テレビ」「舞台」演じることに違いはありますか?
A 演ずることに変わりはありませんが、意識することが全くちがいます。カメラと観客、、、、、、。
Q 演出家の指示した演技が、納得いかないと感じられたらどうされていますか?
A 演出家と俳優の感性のずれ、そして、お互いが脚本を錯覚あるいは誤解しつつ進行するところに、この仕事の面白さがあると思っています。だから出来得る限り、演出家の要望に応えます。むしろ、自分のやり難い方法が面白い。
Q 「俳優」にならなかったら、今はどんな事をしていたと思いますか?
A どちらにしても、ヤクザな商売でしょうね。早稲田の文学部の中退では、どうにもならんでしょう。
Q 余暇はどんなことをして過ごされていますか?
A とにかくゴロゴロ、ベッドで本を読んでいるのです。どんな本でも良いのです。活字中毒です。
Q 最近、一番興味のあることは?
A 春先は何故か、女性のことを考えます。そしていつも考えるだけで終わります。
Q 今までで一番印象に残った作品・役柄は?
A 映画「海と毒薬」 の第一外科助手、浅井 「雲霧仁左衛門」の与力、山田藤兵衛
Q 一緒に仕事がしたいという俳優・監督・脚本家などおられますか?
A とにかく、優れた脚本で何かを演ずる事、優れた脚本につきると思っています。
Q 役作りなどから、衣装・小道具にはこだわりがありますか?
A この分野がこれまで、一番遅れていたような気がします。もはや精神性だけで物を作る時代ではないのではないでしょうか。
Q 出演された番組はご覧になられますか?(ご覧になられる場合、どんなところを中心に?)
A 見ます。ビデオでみます。自分が自分の役割を十全に果たしているかをチェックします。
Q 最近、面白かったと思われた本があれば教えて下さい
A サミュエル・ハンチントン「文明の衝突」 英国の作家ロバート・ゴダードの全作品、なんかが面白かったです。
■ここを見て下さった方へメッセージをお願いします
- 高慢で気位が高く、冷徹でしかも教養深く、繊細で優しい、、、、、、日本人にはあまり受けないキャラクターですが、僕はどんな役でも、この事を意識しています。そしてそれは今のところ成功しているとはいえません。でも寅さんに代表される明るく、貧しく、素朴で美しい、そういうキャラクターだけじゃあつまらないと、常常考えているのです。どうか暖かく見守って下さい。
Q&Aはすべて原文通りです。なんだかベタな質問で申し訳ないのですが西田さんは「取調室10」の撮影中のお忙しい中お答え下さいました。(とはいえ、お願い予告しておきながら後で西田さんに催促されたのは私です・・・・(/--)/)本当にありがとうございました。